NeosVRの日本語Wiki



はじめに

ワールドについて基本的なことは、ダッシュメニュー・設定ページのワールドセッションを参照して下さい。

ここでは、新しくワールドを作り、パブリック化(公開ワールドに)するまでを簡単に解説します。

新しくワールドを作る

ダッシュメニューのホームの右下にある"新規ワールド作成"から新しくワールドを作成できます。


ここから、ワールドテンプレート、ワールド名、入れる人を設定してワールドを立てます。
テンプレートはいくつかありますが、今回はグリッドスペースでワールドを作成します。

まっさらな地面と、目の前にインスペクターが二つ(地面と空のインスペクター)表示されています。

自動保存の設定

ワールドを作成する際、編集作業をする間は自動保存の設定をしておくと安心です。
不測の事態(エラー落ちなど)の際に復旧できます。

ワールドはインベントリに保存します。
インベントリで保存したい階層を開いておきます。

ダッシュメニューのセッションタブで"名前をつけて保存..."を選択し、出てきたメニューで"インベントリーに保存"を選択すると、インベントリに保存できます。
 

また、メニューを出したまま「Local」ワールドに移動すると「ここに保存」が選択できるようになり、これを選択するとパソコン内に保存されます。
インベントリ容量を消費したくない場合、公開するとまずいものを保存したい場合、ひとまず作業ワールドとして使用する場合などに便利です。


ダッシュメニューのセッションタブで"ワールドを自動保存(最終保存を上書き):"のチェックを入れておきましょう。

ワールドの編集

ワールドの編集をしていきましょう。
NeosVRではインベントリの"Neos Essentials"にいろいろな素材が準備されています。

スカイボックスの変更

空を変えてみます。
インベントリの Neos Essentials > skyboxes にスカイボックスがあります。


ここから、設定したいスカイボックスを出すと、MaterialTipにスカイボックスが入っているので、装備して空に向けてトリガーを押します。
すると、空が変わりました。
 

地面の変更

地面を変えてみます。
インベントリから Neos Essentials > Materials > Ground > Dylan Sisson Pack から地面のマテリアルオーブを出します。


MaterialTipに出したマテリアルオーブをセットして、地面に向けてトリガーを押すと、地面が変わります。
 

ライトの設定

ワールドの明るさを設定するには、DevToolTipインスペクターを開き。
ワールドのRootにある"light"の設定を変えます。

モデルを出す

ワールドにいろんなモデルを置いていきましょう。
インベントリの Neos Essentials > 3D Models にモデルが用意されています。
例えば、 Nature > Trees には木があります。


ほかにも色々あるので見てみましょう。

モデルを複製したり、破棄したり、スケールして調整していきましょう。


MaterialTipでマテリアルを調整したり、インベントリの Neos Essentials > Materials にあるマテリアルに変更したりします。

Brushsで描く

インベントリの Essential Tools > Brushes
にモデルが描けるペンが沢山用意されています。

グラバブル、キャラクターコライダーの設定

出したモデルはそのままだとグラブして移動できてしまうので、
位置が確定したらGrabbableSetterTipで持てないように設定しましょう。

また、地面、木、岩、壁などはCharacterColliderSetterTipで通り抜けできないように設定するといいです。

さらに、

DevToolTipで3dモデルを新規作成したり、リフレクションプローブを設定したり、
アセット最適化ウィザードで軽量化の設定をしたりします。

自分のできることからやっていくといいでしょう。
NeosVRでは共同作業できるので、人によって得意なことで役割分担できます。

ワールド権限の設定

ワールドをパブリック化する際は、ワールドに使用する素材の権利などを確認しておきましょう。
Neos Essentialsに入っているものは問題ありませんが、Neosの外から持ってきたものは、他の人が保存できないようにする必要もあります。

インスペクターでワールドのRootを開くと、"Roles"というスロットがあります。
ここから、ワールドを開いた時の権限の詳細設定が可能です。

メタデータの編集

ワールドが完成したら、ダッシュメニューのセッションから自動保存のチェックを外し、
その時点の状態を"保存"しましょう。

ダッシュメニューのホームで"シンク完了"となったのを確認して、公開したいワールドのワールドオーブをインベントリから出します。
(「Local」に移動して保存した場合はそのまま出てきたオーブを使用してもらえれば問題ありません。)
 

ワールドオーブにレーザーを当てトリガーを押すとメニューが出てきます。
"メタデータを編集"を選択すると、ワールド名や説明、タグなどを設定できます。
 

ワールドの公開

ワールドを公開するには、Neos Essentialsに入っている"Submitter"を使います。
Submitterの円の上にワールドオーブを置いて、"Submit"を押します。


しばらく時間がかかりますが、待っていると"Submitted"と表示され、ワールドが公開されます。

ワールドオーブに対する様々なメニュー

ワールドオーブにレーザーをあてて、トリガーを押すと、次の写真のメニューが開きます。
セッション開始新しいセッションを開きます
設定を変更してセッション開始ワールドに入れる人を設定して、セッションを開きます
メタデータを編集ワールド名や説明、タグなどを設定できます
ワールドを複製ワールドを複製します
ワールドを削除ワールドを完全に削除します(そのワールドを公開していれば、公開ワールドも消えます)

ワールドのいろいろなセーブの方法

ダッシュメニューでのワールドのセーブの仕方にはたくさんありますが、下記の様になっています。
変更を保存 → インベントリやワールドブラウザに登録されたワールドを上書き保存。
名前をつけて保存... → 別にワールドを新規作成して保存。現在自分がいるワールドも新規保存したワールドに切り替わる。
コピーを保存... → 別にワールドを作成して新規保存。現在自分がいるワールドは切り替わらないため、その後で"保存"すると公開ワールドを更新できる

つまり、公開ワールドを更新するのが保存、公開ワールドを更新せず別ワールドに派生させるのが名前をつけて保存...、公開ワールド更新のつもりで変更を加えてたけど、現段階では別バージョンとして保存したいときがコピーを保存...って感じですね!
(discord #豆知識・テク 2020/08/13 tutinocoさんから、一部現在の用語に改変)

ワールドを別のワールドで上書き

上書き元のオーブを持ちながら、上書き先のオーブをトリガーするとコンテキストメニューに上書きボタンがでてきます。
編集用のワールドで作業し、完成したら公開済みのワールドに適用するといった場合に使用すると便利な機能です。

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