NeosVRの日本語Wiki


前回(LogiXでのプロパティの制御)ではプロパティを扱いました。その際にはDevToolTipを使っていたのですが、ここでDevToolTipを使わないでグラブするとこのようにBox_BlueとBox_Greenは位置が異なってしまいます。LogiXではBox_BlueとBox_Greenは同じ位置になるように設定されているはずです。なんか変です。でもこれはエラーでは無いです。


これはなぜかというとDevToolTipを装備しないでグラブをすると、右のインスペクターを見ると分かるように、Holder というオブジェクトが一時的にGreen_Box(前回のビデオではBox_Green)の親になっています。Holderは手にあるのですが、見えません。


たとえば青色の立方体をHolderで掴むと、Holderが親となり、青色の立方体が子となります。青色の立体の座標はHolderから計算されます。ここでは26.16cmとなり、Zがほぼ0.25mで一致しています。後で詳しく述べるように、座標は親からの相対座標です。つまりHolderから26cm先に青色の立体があります。その相対座標が緑色の立体に入力されていますから、緑色の立体が変な場所にいってしまいます。このようにNeosVRでの座標の考えは重要です。ここでは、このような座標の考え方についてここでは説明します。


NeosVRの座標には、グローバル座標とローカル座標があります。これを理解するのがとても重要です。ここではBlue_BoxとGreen_Boxがあり、そのPosition(座標)は(0,0,0)です。したがって、立体の中心が一致しています。ここがこのワールドの原点です。


ここで、インスペクターでオレンジ色に塗っているようにGreen_Boxのyを1 mに、Blue_Boxのyを0.5 mにしてみます。すると図のように原点から1 mの位置に緑色の立体が、0.5 mの位置に青色の立方体があります。これがグローバル座標です。


ここで前回やったように両方のオブジェクトのインスペクターを開いて、項目をグラブしてこのBlue_BoxにドロップすることでGrenn_BoxはBlue_Boxの子にしてみます。このように親子関係にすると座標の意味が異なってきます。


このようにしてからBlue_BoxのPosition(座標)を(0, 0,5, 0)、Green_BoxのPosition(座標)を(0, 0, 0)とすると、Green_BoxはBlue_Boxの位置と一致します。これはBlue_Boxがグローバル座標と呼ばれる絶対座標になっているのに対して、Green_Boxは子なのでローカル座標と呼ばれる相対座標になっているからです。


親子関係があると、親の移動、回転、拡大縮小が子にそのまま影響します。


親子関係を解消して、Green_BoxをRootの下にもどすと、座標はローカル座標からグローバル座標に変換されます。もしローカル座標のままだと、どこかにいってしまってわからなくなるでしょう。

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